DINKSとは 何か?

この記事では

DINKSって何?

子供いない夫婦ってどんななの?

という疑問にお答えします。

DINKSや子供なし世帯に興味がある方へ

DINKS夫婦を選択しました僕たむざらしが解説します。

DINKSがどのようなスタイルか知ってもらえると嬉しいです。

 

※はじめにお伝えしますが、僕は子無しの人生をすすめているわけではありません。一つのライフスタイルとして紹介しているだけです。本記事を読まれて、ご気分を害される方がいるかもしれません。子無し世帯も多くの悩みを抱えていますのでどうかご容赦ください。

 

DINKSとは何か

 

DINKSとはDobble Income No Kids の略であり、つまり

共働きで子供のいない世帯のことを言います。

 

定義としては

①共働きで夫婦それぞれに稼ぎがあること

②夫婦間に子供がいないこと

となります。

 

たとえば、子供はいるけど自立して夫婦だけになりましたー!とか

子供いないけど、夫の片働きで専業主婦です!という方は定義上はDINKSとは言えないですね。

 

とはいえ、最近は子供無し世帯を広い意味でDINKSと呼んでいると思いますね。

 

DINKSってどのくらいいるの?

 

世帯数調査から夫婦世帯の約24%が子供無し世帯と言われています。

厚生労働省統計調査によると、夫婦のみ世帯は1986年に全世帯の

14.2%だったようですが、2016年には23.7%に増えているようです。

ちなみに、一人暮らし世帯は、1986年に18.2%でしたが

2016年には26.9%と増えています。

(出展 国民生活基礎調査(平成28年)の結果から)

20-21-h28_rev2.pdf (mhlw.go.jp)

夫婦のみ世帯のうち、共働きである世帯がDINKSとなります。

夫婦のみ世帯のうち、夫もしくは妻が扶養に入る世帯はDINKSとはなりません。

夫婦のみ世帯−夫婦間での扶養世帯=DINKS世帯

となります。

 

DINKS内の種類

 

DINKSを選んだ方々の中でも種類が分かれます。

① はじめからDINKSを望んで選択した夫婦

②子供がほしかったが、できなかった夫婦

③経済的理由から子供を持てなかった夫婦

 

①夫婦は自分達の意思で子供を作らないと決めた夫婦です。

②夫婦は子供を欲しいと願うも、子供ができなかった夫婦です。

今の時代、男性不妊、女性不妊とも珍しい話ではなくなってきました。

③夫婦はどれくらいいるのか統計的にもわかりません。

子供1人育てるのに最低3000万円はかかると言われています。

経済的理由から子供を諦める夫婦も一定数存在します。

 

結果的にDINKS世帯と見られても、種類によって全く異なる考え方や価値観になると思います。

 

DINKSの歴史

 

DINKSの歴史は、女性の社会進出の歴史とともにあります。

 

子供がいなくて夫婦で働いていればDINKSですから、太古の昔からDINKS夫婦は存在していたと思います。

DINKS夫婦のイメージとして、2人とも高収入でバリバリ稼いでいるというイメージがあると思います。この意味でのDINKSは1980年代頃からです。いわゆるバブル期から、女性のキャリアウーマンが多く誕生しています。

逆に、妻が専業主婦を推奨されてきた歴史は浅く、昭和戦前の第二次世界大戦の頃だそうです。

そのころ、ドイツではナチスドイツが「女性よ家庭へ帰れ」のスローガンのもと、専業主婦をすすめたそうです。子供を増やすためですね。戦前日本もドイツに見習い、同様の政策を取りました。

それ以前の大正、明治、江戸…は、一般市民階級では夫婦共に働かないと生活することも大変だったようです。

(農民であれば夫婦で農業をなど)

戦後の高度経済成長期には、再度夫は外で仕事、妻は家事子育てという価値観が定着しました。

つまり、DINKSの歴史は浅いようで浅くない。

専業主婦の歴史の方が、日本の長い歴史では短いということになります。

 

世界のDINKS

 

DINKSは日本だけではなく、世界中で存在しています。

少子高齢化と騒がれる日本で、DINKSは問題の標的とされてしまいますが。

僕はちょっと違和感を感じます。

 

合計特殊出生率というデータがあります。

合計特殊出生率は1人の女性が生涯子供を産む人数の平均値です。

DINKS女性はこの数字に貢献できないですね。

影響を与える数字はゼロです。

例えば3人4人と子供産む女性は合計特殊出生率を引き上げる救世主となります。

 

世界の合計特殊出生率をみると日本より下の国が16カ国もあります。

経済的に豊かなシンガポールや香港、韓国といった国も目立ちます。

シンガポールは女性のキャリアアップが盛んであること、教育コストがとても高いことが影響しています。韓国は若者の失業率が高いことまた、大学進学の競争激化等教育の厳しさが影響していると思われます。

 

合計特殊出生率(2019)
146 アメリカ 1.71
150 中国 1.7
186 日本 1.36
187 フィンランド 1.35
191 イタリア 1.27
194 スペイン 1.24
197 シンガポール 1.14
199 香港 1.05
200 台湾 1.05
202 韓国 0.92
世界計 2.4

 

世界的に見てもDINKSの選択は珍しいものではないことだと思います。

 

DINKSの有名人

 

DINKSの有名人は唐沢寿明さん山口智子さんがいらっしゃいます。2016年の雑誌社のインタビューで「子供を産み育てない人生に一片の悔いもない」と公言されています。いさぎよく、かっこいいですね。

山口さん、唐沢さんがDINKSを選択された背景にお二人の生い立ちに言及される方もいます。実際に記事にはそのような記載があります。

ですが、僕が注目しているのが夫婦ラブラブである点です。結婚25年目でも、手を繋いでデートして記念日を祝い、2人でくっついて寝ているそうです。なんだかとてもハートフルです。

DINKS夫婦は自分達がDINKSであると発信しづらいです。不必要に批判的な発言を受けてしまいますからね。有名人で子供のいない夫婦で自らの意思でDINKSを選んだ方はたくさんいらっしゃると思います。

 

まとめ

 

DINKSとは何かについてお話してきました。

 

DINKSは共働き子無し世帯のことです。

自分達の意思や子供が出来なかったこと、経済的に子供を持てなかったことが理由です。

 

また、歴史や他の国の事例もお話してみました。

 

たむざらしブログではDINKSについてこれからも発信していきます。

 

次回はDINKSのメリットデメリットについてお話しようと思っています。

 

それでは、またお会いしましょう!

 

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